2月になると新潟のスーパーではどこでも見られる越後姫。
2016年にテレビ番組の某コーナーで越後姫が取り上げられてから、新潟の越後姫はちょっとだけ有名になりました!
早ければ1月中旬からハウス栽培の越後姫をイチゴ狩りで食べることもできます。
やわらかくて甘くてジューシーな、イチゴのおひめさま「越後姫」をぜひ食べてみてくださいね。
▼目次
越後姫とは?
越後姫(えちごひめ)の母親は「ベルルージュ」×「女峰」、父親は「とよのか」で、品種登録されて20年がたちました。
栽培方法には「土」を使った「土耕栽培」と「水」を使った「水耕栽培」の2通り。新潟県内の越後姫の作付面積は25ヘクタールで新潟市、新発田市、五泉市が三大産地です。
冬場の日照時間が短い新潟県では、越後姫は11月に花が咲き、主に2月~6月に収穫されます。
最近では冬にも収穫されるような栽培技術が研究され、クリスマス向けに10月から出荷されています。
産地の新潟ではクリスマスケーキはもとより、スイーツやアイスモナカなど、さまざまなデザートに越後姫が使われています。
越後姫の特徴
所ジョージさんの「笑ってコラえて」のダーツの旅で紹介されてから脚光を浴びるようになった越後姫。
そのとき、阿部寛さんが越後姫を食べて「甘い!」と絶賛したことを覚えている人も多いのではないでしょうか?
越後姫は香りが強くて甘く、やわらかいのが特徴です。
ただし、栃木のとちおとめなどに比べると、果肉がとってもやわらかく、傷みやすいため長距離輸送に不向きなのです。
そのため、ほとんどが県内消費され、県外の方に知っていただく機会がないのが残念です。
実を付け始めてから収穫するまでの期間が長いため、じんわりと完熟期間を取ることで、芳醇な香りと、トロッととろけるような柔らかな果肉に仕上がるんだそう。
越後姫の標準糖度は11度前後、酸味が0.5度。高い糖度に適度な酸味が加わることにより、甘さがより強く感じられ、それでいて後味もスッキリとしています。
だから何個食べても飽きの来ないんですよね。
ただ、その甘さゆえ、酸味が強いイチゴが好きな人には「ボヤッとした味」に感じるかもしれません。
デリケートなイチゴなので長距離輸送が難しいため、県外には一部しか出荷されていません。
越後姫をイチゴ狩りで
通販でも手に入りますが、値段も高くなるし、何よりももぎたて新鮮な越後姫を食べてほしいので、ぜひぜひ地元新潟でのイチゴ狩りを体験してほしいです。
越後姫のいちご狩りができる農園はたくさんあります。人気のいちご農園を3つ、ご紹介します。
白根グレープガーデン
白根グレープガーデンは、新潟市民なら誰でも知っている果樹園。
私も小さいころ、遠足でブドウ狩りに行きました。
イチゴやブドウ以外にもキウイやブルーベリーもあります。
タカギ農園
フルーツトマトで有名なタカギ農園。
レストラン「ラ・トラットリア エストルト」も大人気で、土日は行列です。
池田観光果樹園
南区にある果樹園。
ツアーがあり、県外客のリピーターが多い。
いちご狩りの注意事項
ハウス内なので天候には左右されませんが、天候によってイチゴの生育が左右されるので、出かけるときは念のため確認の電話を入れたほうがいいかも。
また、イチゴがなくなり次第終了なので、早めに行くことをオススメします。
越後姫の通販
イチゴといえば、栃木県の「とちおとめ」や福岡の「あまおう」が有名ですが、イチゴ戦国時代に新潟県の越後姫も果敢にアタックして、認知度も上がっています。
美味しさが損なわれるという理由で、ほぼ県内のみの出荷の越後姫ですが、
その美味しさを生かすパッケージの開発も進んでいます。
越後姫のアイスモナカなんてのもあります。
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