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新潟県の結婚事情「その1」離婚率が低い理由を考える

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都道府県別離婚率ランキングでは
新潟県は離婚率が一番低い県ということです。

ということは新潟県は夫婦円満日本一?

大半の意見は「新潟県の女性はしっかり者が多いから」というものですが本当にそうでしょうか

離婚率が低いことを違う面から見ていきます。

目次

新潟の県民性と離婚率

2014年総務省調べの都道府県別離婚率ランキングで、新潟県は離婚率が低いという名誉をいただきました。

出典:All About

ちなみに、同じ調査で離婚率が高かったのが沖縄県など南のほうに集中しています。

出典:All About

低い県のトップ5つの県を見てみると日本海側に集中しています。
県民性は、雪のイメージが強く、堅実でマジメという印象です。

また「越後の女性を嫁にもらえ」と言われているのをご存じでしょうか?

「女房にするなら越後女」といわれるように、働き者で夫に尽くすという理想的な妻とされています。また、新潟県に限りませんが、北陸エリアや東北エリアでは、地縁、血縁を大切にし、人のつながりや家と家の結びつき、家族の絆が強いという土地柄が、離婚を食い止めているとも考えられます。
出典:All About

そういうふうに言われている土壌で育った女性ということもありますが、
新潟県の離婚率が低いのは「新潟の女性が我慢強いから」だと私は思います。
(新潟県の殿方、ご意見は問い合わせページからお願いします 笑)

実際に新潟にいて感じるのは、男女とも「慎重派」が多いということ。

今の時代「できちゃった婚」もありますが、新潟は保守的な県民性のため、交際の段階から結婚するにふさわしいかを慎重に見極める傾向にあります。そして、結婚した後に何かあっても、結婚生活を維持しようと努力するからではないか、と推測しています。

自分のことに置き換えて考えてみます。

離婚することを想像すると・・・
・一人で子どもを育てていけるかな?
・親戚や友人にどう思われるかな?
・年とってから一人で生活していけるかな?

といった心配も浮かびます。

結婚式に来てもらった親戚縁者に顔が立たないな、
だからもうちょっと話し合ってみよう、となるんじゃないでしょうか。

新潟県の結婚平均年齢

全国的な傾向で結婚の平均年齢は上がっていますが、新潟も例外ではありません。

参照:ハピニイ

結婚も出産も、平均年齢はどんどん上がっています。

晩婚ならまだいいけど、未婚率も高いんですよね。

新潟県をはじめ、各市町村は出会いの場を企画したり婚活パーティなどのイベントを提案していますが、最近はイマイチ盛り上がっていません。

今、新潟では婚活よりも街コンが人気です。

潟コン

街コン

出会いのきっかけ

そもそも、「出会いのチャンスがない」という声を聞きます。

今でも新潟で結婚するカップルの多くが、職場結婚が28%、次いで友人・きょうだいの紹介の26%と続きます。結婚相談所が1%、婚活イベントが1%ですから、婚活という場を設定しても、ゴールまではハードルが高いということです。
出典:ハピニイ

どうしてこんな急激に晩婚化が進んでいるのでしょうか。
私が思うのは、SNSや情報化社会で、情報過多になっているからではないかと。

友達や知人も結婚しないから、私もまだいいわ、なんて思ったり。

すてきな人がいても、「もっと私にぴったりの人が現れるかもしれない」なんて思ってしまい婚期を逃してしまう。

社会の流れとしても女性は30歳ぐらいから結婚を意識しだす、という風潮になっていますしね。

でも、出会いのチャンスはどこにでもあるんですよね。

新潟県の課題は「人口減」

地方都市ならどこでもそうでしょうが、人口減少、高齢化が今後の課題です。

新潟は地元に大学があるのですが、高校生の多くが東京や首都圏の大学に進学してしまい、そのまま就職ということが少なくありません。

だから若い人たちが減っているんですよね。これは男性だけではなくて女性も同じ。

年末年始やお盆に、テニーやNSTで「新潟駅は帰省の人たちが大勢で・・・」というニュースが報道されるたび、だんだん新潟から人がいなくなっちゃうのかなと寂しくなります。

一方で、地方でゆったりと生活がしたいという若い人たちのIターンも増えています。

新潟の魅力を発信することで、新潟に来てもらい、新潟への移住や定住を考えてくれる人がいるといいな、なんて淡い期待をしています。

なんていったって、新潟は離婚率の低さナンバーワンですから!
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