先日、新潟日報の紙面で「親同士のお見合い」という記事を読みました。
うへー、なんて言っていられない。
結婚はある意味、家同士の問題でもあります。
新潟県の人口動態統計では、平成29年の婚姻数は8,916組で前年より395組減少。
とあります。
2015年の調査では、男性の4人に1人、女性の7人に1人が生涯未婚という統計が出ました。
このままだと、ただでさえ若者が流出する新潟は婚姻数が減り続け、どんどん高齢化するばかりじゃないかと、新潟の将来に不安を抱いているのは私だけではないはず。
私の仲の良い女友達に3人、40代後半の独身がいます。
うち2人はすでに結婚に興味なし。
1人は「まだ諦めてない!」と言うものの婚活パーティもサクラが多いとか、イマイチ良い人がいないとか言い訳ばかりで何もしていない。
さまざまな婚活
数年前に、新潟のお寺で婚活をしているというテレビ番組を見ました。
上所にある金宝寺というお寺が場所を提供していたようですが、最近はあまり開催されていない様子。
いまはどうなっているんでしょうね。
最近は、クッキングをつくる婚活パーティがはやっているんです。
料理合コンっていうんですか。
料理をつくるという目的のため、協力しなきゃいけないし話もはずみますよね。
料理の段取りとかでその人の性格や人間性が出ることもあり、普通の婚活パーティとは違う面を見ることができます。
首都圏ではかなりの人気で、予約がすぐ埋まるそうですよ。
新潟の婚活といえば潟コン?
地方都市新潟の街コンといえば、潟コンです。
今年は人気が復活してきたスキーとか、少人数の人向けのミニ潟コンなど、場所や設定も工夫されているようです。
何回目かの潟コンや街コンに行くと「あの人、前回もいたな」という地方ならではの「あるある」があります。
それで新しい出会いに期待できず、「婚活を少し休もっかな~」なんて後ろ向きの考えになっちゃうことも。
潟コン以外にも、婚活パーティは開催されているので、興味があったらどんどん出掛けましょう!
また、過去に寺コンのイベントを主催した会社が「結婚の学校」というイベントを開催しています。
突然、婚活パーティに行って玉砕されたという男性、女性、意外と多いんです。
レクチャーを受けてから婚活パーティに行くとまた違った視点になるかもしれません。
消えた世話やきおばさん
以前は、日本全国、どこの地域にも1人、仲を取り持つ世話やきおばさんがいました。
私の弟もプロの世話やきおばさんのおかげで、40歳のとき、やっと結婚したんですよ。
男性は40歳以上で結婚する(できる)確率が3%だそうです。
35歳から頑張って婚活して、20人近くの人を紹介してもらって、やっと結婚できたので周りもホッとしました。
プロの方なので結婚成約で有料(◯◯万円)でしたが、婚活パーティに行っても同じくらいの費用がかかります。
好きで世話を焼く人も昔は多かったように思いますが、こういう方も少なくなっています。
個人の方に依頼するのも、メリット・デメリットあるように思います。
個人の方に頼むメリットは
・本人の性格を知っているので合うような方を探してくれる。
・家のこと、家族関係など考慮してくれる。
逆にデメリットは
・紹介者を知っているので断りづらい。
結婚まで何人でも紹介してくれたのでほんとにありがたかったです。
やっぱり「断る」というのは、人間は苦手ですからね。
行政の婚活
新潟県は高校卒業後に首都圏に流出する若者が増えていて、そのまま新潟に帰って来ないパターンが増えています。
だから、人口がどんどん減っています。
県では、にいがた出会いサポートセンターをつくって、県民の出会いの場を創出しています。
横澤夏子さんが新潟県の婚活応援大使に任命されているのをご存じでしょうか。
婚活パーティ方式もありますが、大勢よりも一対一を望む人はこちらの
にいがた出会いサポートセンターのハートマッチがあります。
にいがた出会いサポートセンターのハートマッチ
行政が主催ということで、人気が高いようです。
控えめな県民性?
新潟県人はとかく「控えめ」「消極的」「引っ込み思案」といわれます。
性格と結婚できない事情は複雑に絡み合っているのかもしれませんが、消極的なのは情報社会の影響が強いからだと私は思っています。
いい年の私から言わせると、今の若い人たちはスマホで何でも情報を得て情報過多になっています。
良い条件の人を探そうとするあまり、ダメ出しばかりで時間がたち、自分の旬の時期を逃しているのも気づかない。
そういうふうに見えて仕方ありません。
異性に話し掛けるなんて、恥ずかしくてできない
自分から声をかけづらいな。誰か声をかけてくれないかな?
こんなふうに思っている若者が増えています。
実際に、統計でも「恋人はほしくない」と堂々と宣言する人が増えているそうですよ。
「新潟の杉と男の子は育たない」と越後男性の消極さをいった格言(?)がありますが、
個人的にはもうちょっと男性に頑張ってほしい。
何を頑張るのか?
好きな人がいたら積極的にアプローチしてほしいと思いますね。
一度や二度ふられたって、勲章ぐらいに思えばいいんですよ~