12月も後半、新潟駅近くの八百屋さんでおいしいルレクチェをゲットしました。
ルレクチェは、販売期間が限定されている新潟特産の洋なしで、東京の一部地域と新潟県内でしか販売されていません。
新潟が誇るルレクチェの魅力をご紹介します。
▼目次
ルレクチェって?
ルレクチェはフランス原産の西洋梨です。
1903年頃、旧白根市茨曽根の農家がフランスから苗木を取り寄せて栽培を始めたことで新潟での栽培が広まりました。
その黄色い果実の形が美しいことから「西洋梨の貴婦人」とも呼ばれています。
10月末に収穫され、30日~40日間、追熟されてようやく食べ頃になるのです。とっても手間暇かかる果物で、こんなところからも貴婦人と称されたのかもしれませんね。
解禁日後に熟したものから出荷されます。
新潟県内では「ルレクチェが発売」と地元のニュース番組で必ず報じられます。そのニュースを聞くと、あ~もう12月なんだなあ、お歳暮に買わなきゃと、なんだかソワソワした気分になってきます。
ルレクチェの味ですが、果肉がとろけるようにやわらかく、甘みが強く、一度食べたらやみつきになる「うまさ」です。独特の芳香も特徴で、他県でもルレクチェファンが増えています。
新潟市内で出回っているものは、ナシの産地の南区や江南区で栽培されたものが多いのですが、三条や加茂、佐渡でもルレクチェの栽培が盛んです。
ルレクチェの解禁日
2016年のルレクチェの販売解禁日は11月21日でした。
毎年解禁日は違うのですが、だいたい、11月21日~23日あたりです。
ルレクチェの販売が始まると、給食でもルレクチェのゼリーが出たり、お菓子屋さんでもルレクチェを使ったスイーツが販売されたりと、11月下旬から12月上旬はルレクチェ一色といった印象です。
新潟県人は、ボージョレーヌーボーの解禁よりもルレクチェの解禁日のほうが待ち遠しいかもしれません。
ルレクチェとラフランスの違い
洋なしというと、山形県特産のラフランスを思い浮かべる人が多いと思います。
ラフランスとルレクチェは同じ洋梨ですが、実際に食べ比べてみると、かなりの違いがあることに気づきます。
ラフランスは、色も緑に近く、触った感じも固く香りも少ないですが、ルレクチェのほうが香り豊かでまろやかな食感に感じるのは、ルレクチェびいきだからでしょうか?
食べ物の好みは人それぞれですが、ルレクチェはラフランスを凌いでいるとも言われています。
ルレクチェ 保存方法
ルレクチェは9割ほど追熟で出荷されます。収穫から出荷までが長く、さあ食べ頃となってからが甘くなるため痛みやすいので保存には注意しましょう。
完熟すると皮に“さび”と呼ばれる黒い斑点が見られるのも特徴です。例えていうとバナナが熟す感じに似ています。
ルレクチェは呼吸をしています。冷蔵庫に入れると乾燥するので、入れないで涼しいところに保存しておくと、食べ頃を少し遅くすることができます。
包んである包装フィルムは、水分の蒸発を防ぎながら呼吸ができるよう工夫されていますのでそのままで保存してください。
ルレクチェは皮も薄く、販売の際にも傷つきやすいので、スーパーでも、こういう保護のパッキンにくるまれて売られているんですよ。
ルレクチェ 通販
ルレクチェの通販は農協をはじめ、果樹園さん自身もホームページを持って通販しています。ルレクチェ好きな人は、11月中旬から予約を入れています。
ルレクチェもだんだん人気が出て、全国にファンが増えているのと、通販は数が限定されているのでネットは12月中旬にほとんどが売り切れてしまいます。
新潟の果樹園さんのホームページがたくさんあるので、チェックしてみてはどうでしょうか?
このルレクチェを食べると、甘さとジューシーさにきっとまた食べたくなること、間違いナシです~
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