2016年の居酒屋甲子園に優勝したのは、新潟市東大通の
旬海佳肴一家(しゅんかいかこういちや)です!
全国から1,679店舗のトップとなりました。
旬海佳肴一家を経営する一家
去年の居酒屋甲子園の王者も新潟だったんです。
燕三条イタリアン Bit
燕三条と名前がついていますが、新潟市内のお店です。
ホテルオークラの裏あたりにお店があります。
新潟県民は、居酒屋がおいしいのは当たり前だと思っていますが、
それは特別のことのようです。
新潟の居酒屋がなぜおいしいのか、考えてみました。
居酒屋甲子園について
「居酒屋甲子園」とは、
居酒屋から日本を元気にしたい”という想いを持つ全国の同志により開催された、外食業界に働く人がより誇りを持ち、学びを共有できる場を提供する大会です。
居酒屋甲子園の最終予選選出店を見ても、北海道から沖縄まで強豪ぞろいなのが分かります。
。
この居酒屋甲子園も2016年で11回目という規模になってきて知名度もあがってきました。
エントリーから一次予選、二次予選、最終予選まで、一年がかりなので、出場するほうも大変です。
そこで新潟が優勝したってことは新潟の食文化が認められたようで
すごくうれしくなります。
優勝した居酒屋ってどうなんだろう、って、新潟に訪れる人も増えてくるでしょう。
地元紙『新潟日報』にもこのように取り上げていました。
「全国1679の飲食店が出場した「居酒屋甲子園」の全国大会が15日、横浜市で開かれ、本県産の魚介類や地酒にこだわる居酒屋「旬海佳肴一家(しゅんかいかこういちや)」(新潟市中央区)が優勝した。県内店舗の優勝は昨年の「燕三条イタリアン Bit」(同区)に続き2年連続。
居酒屋甲子園は東京のNPO法人が2006年から開催し、料理やサービス、地域活性化への取り組みなどを評価。全国大会では予選を突破した5店がそれぞれの魅力や取り組みなどを発表した。来場者5千人の投票の結果、一家が頂点に輝いた。
一家代表の品田裕志さん(45)は「日本海の魚介や雪国ならではの水、そこから作るコメや酒という新潟の宝を伝えられた。これを機に県内に飲みに来る人が増えてほしい」と喜びを語った。」
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20161119292114.html
すごいぞ、新潟の居酒屋。
食べログの新潟居酒屋ランキング
私も年に数回行く居酒屋。
もちろん、旬海佳肴一家以外にもおいしい居酒屋さんもいっぱいあるんですよ。
ただ、居酒屋っていうとどうしても、
おつまみとビールってイメージ。
ちゃんと食事するなら違うお店、となりますが
新潟は、居酒屋に行けば、そこで地元の美味しいものから
居酒屋の創作料理まで食べられるのが魅力です。
新潟の食文化
新潟にずっといると分からないんですが、他県に行くとよく分かります。
お米にいたっては、中学生のときの修学旅行でひどいカルチャーショックを受けたぐらい。
新潟のお米は全国に流通していますが、
やっぱり地元の水で炊いたのは最高です。
私なりに、何で新潟の居酒屋のレベルが高いかを考えてみたら、
その理由が5つ、ありました。
1 米がうまい
お米、ピカピカしてます。もっちりしてます。これが当たり前と思って食べてます。おいしいです。
米所というわりに、新潟はラーメンも美味しいと評判です。燕の背脂ラーメンとか、上越の味噌ラーメンとか。水と食材に恵まれているので、何をつくってもウマい。
2 新鮮な魚介類
魚介類は季節ごとにいろいろな魚や海藻、貝類が採れます。県外の方が喜ぶのは甘エビ。「甘さが違う」と喜ばれます。意外と、新潟県人は甘エビ食べ飽きている感があります。安いわりによくスーパーで売れ残っている。
県外の人によく言われるのは、鮭がどこに行ってもあるし、よく出てくる(らしい)。
いや、鮭も有名ですが、佐渡沖のヒラメとか、寒ぶりとか、メバルなどはよそでは味わえない特産です。
3 酒がうまい
水と米、そして空気がいいという環境がそろっているので、酒蔵が県内あちこちにあります。日本酒の出荷量こそ、全国3位ですが、銘酒が多い。
4 野菜が新鮮
ほとんどのスーパーに地場産野菜コーナーがあり、夏場は新潟イチオシの枝豆のほか、豊栄のブランドトマト桃太郎や、茄子、キュウリは新鮮なものが売っています。
いる。
果物も、ナシやブドウ、イチゴは果物狩りができる施設があちこちにあるし、今の時期ならルレクチェという洋なしもオススメ。
5 新潟の食料自給率の高さ
政令指定都市が2~3%なのに対し、新潟県の食料自給率は63%と高く、政令市ではトップ。都道府県でも14位と高位置をキープしています。
そのほか、水もきれいで豊富なのは、言うまでもありません。
番外編
新潟人は控えめでおとなしい人が多いってのもありますね。
食のおいしさとは関係ないかもしれませんが、
輪を乱すのを嫌う人が多いので、
居酒屋でけんかしたりとか嫌な場面をあまり見ません。
逆にいえばどんどん前に行くタイプも少ないため、
積極的な、リーダーシップタイプも少ないんですけど。
食文化創造都市の新潟
東京や関西圏で食事をして感じることがあります。
都会はビジュアル重視の食べ物や、
話題性をウリにする食べ物が多く、手を加えたものが目立ちます。
確かにおいしいけど、うーん・・・
素材そのものの美味しさは感じられないんですよね。
「これ、おいしいんだよ」という
口コミにつられているだけと感じるものも、あります。
素材の味って、カラダが喜ぶんですよね。
新潟の農業、食文化は世界に目を向けています。
今後の新潟の農業はどんどん世界に広がりそうです。
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