2年前だったか、新潟市で待機児童が出たことがちょっとしたニュースになりました。
新潟市の「ウリ」である十何年待機児童ゼロというのがストップしたわけです。
働く女性が増えたことと、社会環境が大きく変化したことで、新潟市の認可保育園も希望のところには入りづらいという声が聞こえてきます。
平成31年度4月入園分は締めきられましたが、途中入園や来年度の入園を控えている方は早めの対策を考えましょう。
新潟市の保育園充足率
新潟市の認可教育・保育施設は2019年1月現在、296施設(公立86、私立76、認定こども園90、幼稚園25、のほか地域型保育事業19)と、2006年196施設から、かなり増えています。
2019年2月の待機児童は中央区の1人。途中入園は月によって違いますが、最高で5人のときもあり途中入園の難しさがわかります。
首都圏に比べれば保活の大変さは雲泥の差かもしれませんけど、新潟市は「希望の園に入れない」という悩みを抱えるママが多いんです。
入れる保育園がない他県から比べたらぜいたくな悩みかもしれませんが、新潟市は広いので会社から遠い保育園だと送り迎えが大変です。
だから、新潟市の保活は「希望する園に入ること」が目標なのです。
また、保育士不足も問題になっているので、潜在的な待機児童は増えているかもしれません。
2020年度4月入園分は、2019年10月に募集が始まります。
私の保活(ただし10年以上前)
3歳神話信仰世代の私は3歳までは子育てに専念しようと思いました。
ところが、子どもが1歳半のころ、あるきっかけで在宅で仕事をすることになります。
3歳までは育児しながら家で仕事をするつもりでしたが、締め切りのある仕事ととの両立は難しいことが分かります。
2歳から保育園に入れようと10月の新潟市認可保育園の募集に応募しました。
ところが、第3希望までの園は倍率が高く、すべて不合格。
その第1希望の園は、時々、一時保育でお世話になっていたので園長先生や、子育て支援センターの方に聞いていたけど、倍率が3倍だったとか。
点数が足りない。
新潟市では「どれだけ保育を必要としているか」というのを点数化しています。
定員以上の応募のある園では、その点数によって決められます。
私の希望した3つの園は、3倍という高倍率で、最低限、週5日、1週間に35時間以上、「外に」働きに行っていることが条件でした。
だから、在宅という時点でアウトだったんですが、「話せば分かってもらえるかも」と思って市の面接を希望しました。

後日、希望の園は駄目だけどほかはどうか、みたいな通知がきたので相談の電話をしました。

といわれ、どうしようかなと考えているとき・・・
暮れにだんながリストラで職を失うという大事件が!
保育園がどうこうよりも、「これから先どーすんだよー」という気持ちが強く、新潟市への返事をすっかり忘れていました。
1月のある日、市役所から電話が来る。



夫婦2人が働いていないと市の保育園には入れないことを、恥ずかしながらこのときに初めて知りました。
幼稚園ならいいみたいなんですけどね。
「とにかく、だんなさんの仕事を見つけるのを最優先にしてください」
と、市の方に叱咤激励されました。
そして、だんなは翌2月に縁あって今の会社にひろわれ、4月から隣の区のS保育園に行くことが決定しました。
小学校入学までの4年間通ったけど、定員割れしている園だったので入園した2歳のときは園児の出入りが激しかったです。
最初は希望の園に入れなかったことを残念に思うこともあったけど、入った保育園は隣に大きな公園があり、のびのび遊ぶことができました。
運動会もその公園で行い、芋掘りやブドウ狩りなど、楽しい思い出がいっぱいできました。
また、園内に給食室があったのも、アレルギーを持つうちの子にはラッキーでした。
アレルギー代替食をつくってくださったり、いろいろ相談にのってもらったりして、すごく助かりました。
マイナスな面もあります。それは小学校入学のときに同じ保育園の子がいなくて寂しい思いをしたこと。保育園卒園から小学校入学まで少し不安定になり、小学校入学後もなじむまでに時間がかかりました。
小学校入学後を考えると、やはり地元の希望する保育園に入れるというのがベストの選択だと思います。
保育園に入れるためのポイント
ポイント1
妊娠したとき、または妊娠中に市役所に行って情報収集する。
パンフレットをもらい、どういう場所にどういう園があるのかを把握する。
保育園募集のパンフレットにはお役所言葉で分かりにくい文章が多いけど、市役所に行って直接職員の方に聞けばいろいろと教えてもらえて分かりやすい。
ポイント2
希望する保育園の候補が決まったら実際に行ってみる。子育て支援センターを併設しているところなら、その子育て支援センターに通うなど、積極的に園の見学をすることをおすすめします。
一時保育をやっているところなら利用してみるのもいいと思います。
ポイント3
希望の園が人気の園なら、高い点数を取れるようにしておく。
再就職なら、「週5日以上、1週間に35時間以上、外勤である」という条件に当てはまる職場かどうか。
また、ママ友からの情報収集もするのも大事。ネットでは得られない生の声を聞けるし、自分のキャリアや仕事のヒントもいっぱいもらえます。
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