2018年の7月の暑い日。
堅ーい文面のハガキが届き、パッと見て内容にギョッとする。
怪しい雰囲気マックスなのに法務局とか霞が関、国民訴訟通達センターという文言にたじろぐ。
えー、意味わかんない。
よく読むと

一瞬頭が真っ白になりました。
詐欺ハガキ
こんなハガキが私あてに届いた。
出典:LIFE JAM
すみません、怖くてハガキは捨ててしまったため、同じものを人様からお借りしました。ありがとうございます。
住所や氏名は全部、私。
身に覚えがないものの、読めば読むほど気味悪く、怖くなってくる。
ここに電話すれば訴訟を取り下げるようなことが書いてある。
※取り下げ最終期日 平成◯◯年◯月◯日
法務省管轄支局 日本民事訴訟管理センター
東京都千代田区霞が関◯丁目◯番◯号 問い合わせ電話番号×××-××××
頭では「これは完全に架空請求詐欺だ」と分かっていても、訴訟という文字を見ただけで心臓バクバク血圧急上昇。
後で気づいたのですが、取り下げ最終期日がハガキが到着した3日後ぐらいの設定になっていました。
時間がないと思わせ焦らせる手口です。
私はドキドキしながらも、まずは「新潟市消費者生活センター」に電話しました。
新潟市消費者生活センター | |
---|---|
住所 | 新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀ローサ内 |
電話番号 | 025-228-8100 |
受付時間 | 9:00~16:30 |
休日 | 土曜日 |
電話で経緯を説明すると、


という会話だったと記憶しています。
電話をしていないと伝えると消費者センターの方はホッとした様子で「絶対に電話しないでくださいね」と念を押されました。
・このハガキは無視していいこと。
・個人情報の出所など不安が残るが考えても仕方ない。
と教えていただきました。
消費者生活センターの方に電話して相談したことでスッキリしました。
全国統一の消費者ホットラインに電話すれば、住んでいる地域の消費者生活センターの窓口を案内してくれます
ホットライン番号 188(局番なし)
7桁の電話番号は覚えられないので、「188(いやや)」だけでも覚えましょう。
高齢者・女性が狙われる
ちょうど2018年の夏、新潟でこの手の架空請求詐欺がはやっていたようです。
ニュースでも盛んに取り上げられ、注意喚起されました。
https://www.fnn.jp/posts/00328980HDK
その時期は女性だけが狙われていたようです。
新潟市内の街頭インタビューでも「なぜ自分の住所が知られているのか」という不安という声がありました。
そう、まさに私の不安も「そこ」なのです。
知らないところで個人情報が売買されているんでしょうが、自分の情報がなぜそこに載るのか?
新潟県警によると、今年、県内では(2018年)5月末までに、これらの「架空請求ハガキ」が2532件送られていることが確認され、このうち8件では実際に金をだまし取られる被害も出ている。
実害もあったので不安なら、家族や友人に相談。
もしくは警察や消費生活センター相談しましょう。
詐欺師が、忘れたころにハガキを送りつけてくるかもしれません。
フィッシングメール
フィッシングメールも後を絶ちません。
これは今朝、私のメールボックスに届いたものです。
怪しさ満開。
「ロクインアカウント」って・・・。
日本語がおかしかったりするので、この手のものは「今のところ」大丈夫ですが詐欺はどんどん巧妙化しています。
おかしいな、と思ったら何でも疑って調べた方がいいかもしれませんね。
自己防衛しかないの?
架空請求詐欺やフィッシングメールだけでなく、「オレオレ詐欺」が後を絶ちません。
新潟は田舎だから、なんて思っていたら大間違い。詐欺は全国どこにでも手を伸ばしています。
報道されているのが全部ではありません。
これも詐欺か、あれも何かの騙しの手口か、って、疑って見ることが当たり前になってしまった嫌な世の中ですが、結局は自己防衛しかありません。
高齢者だけの家庭も増えていますから、各家庭でできる対策を考えておきましょう。
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